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【祝20週年】nano.RIPEの魅力が浸透しない謎

【祝20週年】nano.RIPEの魅力が浸透しない謎

椎名林檎や宇多田ヒカル、aikoなど女性シンガーソングライターから、モンゴル800、 THE BACK HORN、モーニング娘。など数多くのグループが20週年を迎えた今年、デビュー時から確かなポップ・ロックを聴かせ続けてきた「nano.RIPE」も結成20週年のメモリアルイヤーを迎え、6枚目のアルバムとなる「ピッパラの樹の下で」を8月29日にリリースした。

nano.RIPE。”ナノライプ”と読むそのグループ名は、アニメ好きであれば聞いたことがある人は多いだろうが、一般的な知名度はそのキャリアと実績に比べて低いように思う。

知る人ぞ知る良グループ「nano.RIPE」

nano.RIPEは1998年にボーカル&ギターのフロントマン”きみコ”とギターの”ササキジュン”により始動。2010年にはシングル「パトリシア」でメジャーデビュー。

 

メジャーデビューしてから8年余り、メンバーの脱退を経て現在はnano.RIPEの中核である”きみコ”と”ササキジュン”の2人体制で活動を続けている。

nano.RIPEの魅力は、なんと言っても”きみコ”の透明感のあるハイトーンボイスと、ギターロックバンドらしい楽曲の軽快感にある。”きみコ”のボーカルは一聴するとJUDY AND MARY のYUKIを彷彿とさせるが、よく聴けばまったく違うということは分かるだろう。

JUDY AND MARY のYUKIに通じる「芯のあるハイトーンボイス」で紡ぎ出されるnano.RIPEワールドは、不思議な浮遊感と爽快感を聴くものに与えてくれる。

nano.RIPEワールドとアニメ作品の関係

2011年には1stメジャーフルアルバム「星の夜の脈の音の」をリリース。このアルバムにはテレビアニメ『花咲くいろは』の第1期OPに起用された「ハナノイロ」と同、第2期のOP「面影ワープ」が収められており、その透明感のある歌声と軽快なギターロックサウンドは聴くものに強い印象を残した。

 

その後も、2012年リリースの「リアルワールド」はテレビアニメ『人類は衰退しました』のOPに、「もしもの話」はテレビアニメ『バクマン。』のOPに、アルバム収録曲「絵空事」はテレビアニメ『さんかれあ』のOPに起用され、完全にアニメファンには認知されたグループとなった。

 

他にも『はたらく魔王さま!』や『グラスリップ』『最弱無敗の神装機竜』『食戟のソーマ』『citrus』そして『のんのんびより』のオープニングと、所属レコード会社がLantisであるためかアニメのOP/ED起用が多い。もうほとんど「アニメ専門」のグループと言ってもいいくらいだ。

nano.RIPEはもっと認められていいはず

一昨年「シュガーソングとビターステップ」がヒットしたUNISON SQUARE GARDENも、アニメでの楽曲起用が多いグループではあるが、nano.RIPEの方が起用作品数は圧倒的に多い。

 

しかし楽曲を聴いてもらえばわかるだろうが、nano.RIPEの楽曲は別に”アニメアニメ”したものではない。

アニメ界隈で人気を博しているLiSAや水樹奈々に比べれば、至って普通のギターポップバンドの音を聴かせてくれるグループであるが、なぜそんなにアニメ作品に起用されているのだろう?

 

そして、なぜ認知度が低いのだろう?

nano.RIPE自体、あえて広く認知されたアニメ界隈に近寄るような活動をしていない。近年アニメファンに向けた音楽フェスなども各地で開催されているが、nano.RIPEがそういったフェスに出演したという話を聞かない。むしろある程度距離をおいた活動を続けているようにも見える。その距離感が、アニメ作品への起用が多い理由かもしれない。

 

かといって、日本各地で開催されている音楽フェスへの参加という話もあまり聞かないので、一般の音楽ファンにリーチする機会も少いように感じて、ファンとしては何とも歯がゆい。

結成20周年を超えて、メジャーデビュー10週年に向けnano.RIPEの活躍に期待したい。

(ちょろっと@遊び人)

 

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