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ましのみ の才能を持て余すメジャーの力量

ましのみ の才能を持て余すメジャーの力量

近頃ではネット環境の普及により、顔面偏差値のそれほど高くない女子でも自己発信力さえあれば、ちょっとした芸能人の真似事が気軽にできるようになった。

インスタントなアイドルシステムが確立されている昨今なら「クラスで3番目」くらいの可愛さなら、歌や踊りができなくてもTVでちやほやされる存在に成れるし、クラスで真ん中あたりの娘でも、小さなライブハウスのステージに立ちチェキ会やらなんやらアイドルっぽい経験ができる。

なんの特技も無くたって、自撮りが上手ければインスタグラマーとしてファンを集めることもできるし、顔に自信がなければVTuberという方法もある。クリエイティブな才能とは別に、名を売るためには”自己発信力”が必要な時代となっている。

セルフプロデュースおばけ”ましのみ”

そんな時代に、恐るべきセルフプロデュース力でジワジワとファンを拡げている新世代の女性シンガーソングライター”ましのみ”が、2月20日メジャー2ndアルバム「ぺっとぼとレセプション」をリリースした。

 

高校を卒業してから本格的に音楽活動を始めた”ましのみ”は、昨年2月に「ぺっとぼとリテラシー」でメジャーデビューを飾り、慶応大学に在籍しながら活動を続けている。

今春卒業予定なので、今回リリースされる「ぺっとぼとレセプション」は”ましのみ”の本格的なメジャー活動に向けた門出のアルバムとも言えるだろう。

”ましのみ”の音楽的才能に対して、彼女が所属する事務所やレーベルなど営利企業によるプロモーションが非常に”抑えられている”様に感じるのは、学業との両立に配慮したものなのか、彼女のプロモーションがおざなりにされているのか気になるところだ。

ましのみ の戦略的ネットプロモーション

彼女はメジャーデビュー前からSNSと動画配信により、自発的なプロモーションを活発に行なっている。

そこでは、他愛ない日常のデキゴトに自身のプロモーション情報を織り交ぜ、やかましいほど捲し立てつつ、即興で歌を作ったり自分の好きな歌をカバーしたりと、Youtuber並のスタイルを持って結構な頻度で配信されている。

 

イメージとしては、アイドルやアーティストの告知動画というよりは、自作曲でライブができるYoutuberという方が近い。

今どき、発信力を持ったシンガーソングライターであれば、当然こういうスタイルになるだろうことは想像ができるし、多くの若手アーティストも同じような活動をしているのだが、エンターテイメント性において、ましのみ ほど完成されていない。

告知動画を超える ましのみ の動画配信プロモーション

タレント自身が発信する動画は大概、自作の歌を披露するだけであったりアイドル然とした自己愛あふれる面白みのない動画であったりして、視聴者目線で制作されておらずエンターテイメント性を欠いたものが多い。

 

彼らはYoutuberやVTuberのように視聴数が収入に直結している訳ではないので、あくまでも動画配信はプロモーション活動の一貫でしかない。だから、配信頻度も含め配信動画を本気で作る意識がないのだろう。

かたや ましのみ はアーティストの告知動画の枠を超え、頻繁な動画配信によってファンを広げることに注力しており、その配信動画は視聴者を飽きさせず楽しませる姿勢が感じられる。

デビュー時から示されている ましのみ らしさに注目

ファンを増やすためのネットプロモーションを活発に行なっている ましのみ であるが、その音楽的な才能は、無名でありながら第10回ヤマハMusic Revolutionにおいてグランプリを獲得ことでも裏付けられるように、非凡なものを持っている。

 

一聴してもらえばわかる通り、ましのみワールドとも呼べるなんとも不思議なメロディセンスで彩られた楽曲は、そこで歌われる等身大の女性ならではの心象風景と相まって、どこかフワッとした耳心地を与えてくれる。

米津玄師やビッケブランカ同様、デビュー時からすでに独特のメロディセンスを存分に垣間見せている ましのみ であるから、最も有効なプロモーションは ましのみ の楽曲を「より多くの人の耳に触れるようにすること」というずいぶんとストレートな手段になるのだが、昨今は人々が音楽に触れる機会も少なくなった所為か、積極的にプロモーションされているようには見えない。

ましのみプロモーションにみられる稚拙なメジャー戦略

デビュー前からSNSと動画配信を使って積極的にプロモーションを重ねる ましのみ は、やる気のない手前味噌な動画配信やSNSで炎上騒ぎを起こすようなタレントが多い中、所属事務所やレーベルにとって、相当に優良なタレントであると思える。

 

だからこそ、メジャーと呼ばれる大きな資本を持ったレーベルは、ましのみ をしっかりと売り出して欲しいと思うのだ。本人発信のSNSと動画配信に頼ったままでは、ましのみ 自身が出来るプロモーションの枠を超えていない。なんのためのメジャーデビューか?とも思える。

ましのみ がメディアで紹介される時に必ずつく「現役女子大生」という枕詞は誰発信なのだろうか?

類稀なる ましのみ のアーティスト性を鑑みれば、あと少しで効力がなくなる”現役女子大生”という冠にはなんの意味もない。宇多田ヒカルのように「現役女子大生ってなんなん」とつぶやきたくなる。

加えて、「ぺっとぼとリテラシー」「ぺっとぼとレセプション」とデビュー以来やたらと”ペットボトル”にこだわっているのも、わけが分からない。

これは、ましのみ のプロモーションを担当する誰かさんがせっせと書き込んだであろうWikipediaに記載されているように”2リットルのペットボトルに入った水を飲み干す様がトレードマークとなっている”からだろう。

 

しかし、ましのみ の楽曲を聴けば誰もが ましのみ だ!と気づくほど個性的なアーティスト性を持っているのに、そんな芸人みたいなトレードマークが必要か?しかもアルバムタイトルやジャケットに必ず織り込むほどの執拗さはなんなのだろうか。

なんでもいいから印象づけて名前だけでも覚えてもらおう。という昔ながらのフックのつもりなんだろうが、それだけでも ましのみ をサポートしているメジャーの担当者があまり優秀でなさそうなことが伺い知れる。

せっかく才能ある若いアーティストを囲っているのだから、もっとしっかり”メジャーの力”を魅せつけるようなプロモーションをしてもらいたいと願っている。

(ちょろっと@遊び人)

 

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